同心得(c)第2号の横傾斜復原の計算は次によること。
(1)含水液状化物質の積付率が、0.4m3/t、0.5m3/t及び0.6m3/tの三通りについて行うこと。
(2)満載出港状態及び満載入港状態の両状態について行うこと。
(3)含水液状化物質が計画通り積載され、かつ、表面を平らにならしているものとして行うこと。
(4)含水液状化物質の沈降は無視して行うこと。
(5)含水液状化物質は横移動した後も表面が平らになっているものとして行うこと。

図27.1(2)
同心得(d)第2号の規定によるバラストタンクは、注水した場合において大きなトリムを生じないように配置すること。
同心得(e)バラストポンプは第2号に規定する横傾斜角の傾斜を復原するのに要する量の注水又は排水を、それぞれ2時間以内に行う能力のものであること。
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